自閉症の息子は「英会話」「ピアノ」「公文」「学研」「そろばん」「七田式」この6つの習い事を経験してきました。
息子は自閉症の為、
自閉症の特性
- 注意がそれやすい(注意欠如)
- ザワザワした人の多い環境が苦手(聴覚過敏)
- 言語指示が通りにくい(視覚的な情報の方が入りやすく、言葉では理解しにくい)
など、習い事をするにはなかなか困難な特性を持っています!
また、母親である私の習い事への考え方としては、
親の考え
- 本人が楽しんで取り組める習い事にする、無理をさせない
- 月謝に見合った一定の成果が望める習い事がよい(時間とお金をかけるからには、元を取りたい!)
と決めています!
その為、息子の特性に合っていて、なおかつ私の考えを満たしてくれる習い事に出会うまでがなかなか大変でした。(その結果4歳半の現在までに6つの習い事を経験することに…笑)そんなハチも現在は、ピッタリな習い事に出会うことができ長く続けることが出来ています♪
ではさっそく、ハチが経験した6つの習い事(英会話、ピアノ、公文、学研、そろばん、七田式)の中で、自閉症にオススメの習い事はどれだったのかを★5段階評価でお伝えしていきます!
(2歳半から習った順番に紹介しています。)
自閉症の特性からみて、よかった点、悪かった点も載せています!
自閉症におすすめの習い事は?
七田式
習い事おすすめ度
よかった点
フラッシュカードなど視覚的な教材が多く、視覚優位な自閉症児におすすめ。
悪かった点
学習の効果がすぐには見えにくいため、高い月謝を払っていてちゃんと効果が出ているのか親の私が不安になってしまった。
七田式の先生が独立されて個人で開いている教室に2歳半から通いました。(個人の先生が開かれている教室のため、通常の七田式の教室とは授業内容が異なるかもしれません。)
授業は個人レッスンで、授業内容は30分程フラッシュカードを主に使ったの七田式の授業、残り20分間で本人のレベルに合わせた、手先を器用にするための実践的な訓練を行います。(例をあげると、ボタン通しの練習や知育おもちゃを使った学習など。)
視覚的な情報が入りやすいハチはフラッシュカードを食い入るように見ていました!手先を器用にするための練習もとても楽しんで行っていました。自閉症は手先が不器用な子が多いようでハチも手先はかなり不器用でした。手先が器用になると脳にもよい刺激になるとのことで、七田式の手先を器用にする知育おもちゃを使って療育のような授業を行ってくれました。
授業で使ってみて効果の大きかった知育おもちゃはネットで購入して、家でもたくさん遊びました⬇
七田式はハチにはとても合っていて、本人も楽しんで通っていました。ハチと同じ療育園に通う重度知的障害のある自閉症の子も楽しく通っているとのことでした。
ハチに合っていたのに七田式を辞めてしまった理由としては、2歳後半のハチは文字を書くことや数字に強い興味をを持っていたため、もっと実践的な文字を書いたり、計算などの練習をさせてみたいと親の私が思った為です。
くもん
習い事おすすめ度
よかった点
運筆の練習用のプリントが多数あり、全然文字が書けなかった無器用なハチでも、文字がきれいに書けるようになった。全国や県での順位が出たり、優秀児を表彰するような制度もあり本人や親のやる気アップに繋がった。
悪かった点
教室の環境がザワザワしていて自閉症の子には刺激が強く負担が大きい。例えば、好きな時間に生徒が教室に来るため、人の出入りも多く集中力が途切れてしまう。ハチは算数と国語の2教科を習っていたが、特に算数の教材プリントが計算問題がずらーっと書いてあり、小さい子はつまらなく感じてしまう。
ハチが習い事の中で環境的に一番合わなかったのが公文でした。部屋の中にはたくさんのポスターが貼ってあり、視覚優位のハチはポスターばかり眺めており、かなり気をとられていました。また、1人の先生が多くの生徒をみるスタイルのため、他の生徒が先生と会話をするたびにハチはその会話に注目してしまって気が散りまくっていました…。
実は公文では上位成績の子は発達障害の子ばかりだそうです!!ハチも勉強をかなり頑張って、2歳の終わり頃で+10までの足し算ができるようになった為、県で2位の成績でした。その時に県で1位の成績の子も言葉が遅く、発達障害の子でした。なので、自閉症だとしても公文がはまるタイプの子はすごく伸びるのだと思います!
公文を辞めた一番の理由としては、ハチは数字が好きだけれど計算は好きではなく、かなり足し算を嫌がっていた為、このままではハチが算数嫌いになってしまうと感じた為です。また、視覚的で答えが目に見て分かるそろばんを習わせてみたいという思いが私にあったのも理由の一つでした。
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そろばん
習い事おすすめ度
よかった点
そろばんは視覚的に目で見て計算できる為、視覚優位の子にピッタリ。答えも目に見て分かるため、失敗や間違うことが苦手な子も取り組みやすい。
悪かった点
公文と同じように狭い教室にたくさんの生徒がおり、刺激が強く気が散りまくる。
ハチが3歳半の時に体験したのがそろばんでした。とにかく先生が優しい教室を探し体験をスタートしました。ハチは公文で計算がかなり嫌になっていた為、視覚的なそろばんを使えば、楽しく計算に取り組めるかと思い始めたのですが全然楽しくないようでした。また公文と同じで教室に刺激が多く、気が散りまくっており、ハチにはそろばんは向かなかったようです。結局そろばんは体験の1ヶ月間のみで辞めてしまいました。
英会話
おすすめ度
よかった点
個人レッスンで集中できる環境で取り組める。聴覚過敏があり耳がよいため英語を聞きとる能力も高く、発音が格段にキレイになった。何より本人が楽しんでいた。
悪かった点
そもそも話すことが好きではない為話そうとしない。記憶力がよいため英単語は覚えられても、単語のみで英語で会話ができない。
ハチが3歳6ヶ月の時に始めたのが英会話でした。そもそもハチは日本語の言葉を話し出したのもとても遅く、話すことが苦手だった為、英会話を始めるのも不安でした。ハチはアルファベット(ABC)が大好きだったので、英会話も頑張るかな~?くらいの気持ちでスタートしてみたのですが、やはり不安は的中し、全然英会話を話そうとしませんでした。ネイティブの先生に習っていたこともあり発音はキレイになりましたが、そもそも会話を話そうとしないなら意味がないと思い、辞めてしまいました。
ピアノ
習い事おすすめ度
よかった点
個人レッスンで落ち着いた環境で取り組める。聴覚過敏により耳がとても良い為、音感はバッチリ。
悪かった点
右手と左手で同時に違うことをするのが苦手(同時に2つ以上のことをするのが苦手)な為、ピアノを弾くのが難しい。手先が不器用なことも加わりさらに困難。
ピアノについては、私がピアノで音学大学を卒業しているため、母親の私が指導しました。ハチは耳がよいため、音の聞き分けに関しては完璧で音感はとても良かったです。ただ、ピアノを弾くことに関しては同時に2つ以上のことをするのが苦手なことが影響し、健常児の何倍もの練習が必要だと感じました。ピアノは人によって向き不向きがかなりあると思います!私もピアノが向いている方ではなく、辛い思いをたくさんした為、ハチには向いていることをさせたいと思っています。ハチ自身、ピアノを弾くことは好きなようなので、趣味程度に弾けるようになれたらよいなと思っています。
学研
習い事おすすめ度
よかった点
鉛筆の持ち方を丁寧に指導してもらえた為、手先が不器用なハチでも鉛筆の持ち方がとてもキレイになった。その結果、キレイな字が書けるようになった。
また教材も子供が楽しんで学習できるような工夫がされていて、楽しんで勉強に取り組むことができた。
悪かった点
ハチの通う教室は少人数制のため気が散るような環境ではなかったが、学研も教室によっては人数が多く気が散りやすい環境のところもある。
ハチに一番合っていた習い事が学研でした。現在も楽しんで通うことができています。学研に通って一番よかったことは鉛筆の持ち方が良くなり、キレイな字が書けるようになったことです。私が何度教えても直らなかった鉛筆の持ち方がすぐに良くなりました。この点については教室の先生によって腕に差があると思います。ハチの通う学研教室を選ぶ時は実際に色々な教室で体験させました。そしてその中で一番ハチに合いそうな先生のいる教室を選びました。
教材についても、公文が筋トレのように問題がずらーっと並んでいるのを解いていくのに対し、学研は大人でもちゃんと問題を読まないと解けないような「自分で考える力を育てる」教材になっているところもよかったです。
ハチは幼児の為、30分間プリント学習、残り30分間はさみの練習や折り紙や学研の知育おもちゃを使った学習を行っています。
学研の知育玩具は面白いものが多く、ハチは学研の日本地図パズルが特にお気に入りです!ネットにもあったので購入して家でもやってみると、楽しみながら県の形や位置をあっという間に覚えていました ⬇
学研についてはこちらで詳しく紹介しています
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まとめ【自閉症の習い事おすすめ度ランキング!】
自閉症の子の習い事をおすすめ度順に並べると・・・
1位 学研
2位 七田式
3位 英会話、ピアノ
5位 くもん、そろばん
という結果になりました!
自閉症一人ひとり特性の出方が違うため、ハチに合った習い事が他の子にも合うかは分からないですが、この記事が習い事選びで悩まれている方の力に少しでもなれたら嬉しいです!
最後まで読んで下さり本当にありがとうございました♪
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