自閉症の症状改善

言葉の遅れを3歳でまでに改善した方法【訓練の方法や言語聴覚士のアドバイスも公開!】

子供に言葉の遅れがあり「いつになったら話すようになるのだろう?」と悩んでいませんか?

息子のハチは言葉が遅いなと思っていたら、2歳0ヶ月まで一言も言葉を発しませんでした。話さないどころか、ご飯を食べている時と寝ている時以外は「ヴ~!」と猛獣のようなうなり声を一日中あげていました。

2歳になる直前に受けた言語発達の検査では、言語聴覚士さんから言語発達遅滞、約一年程度言葉の発達が遅れています。」と言われてしまいました。

ハチママ
ハチに1回でもよいから「ママ」と呼んでもらいたい!

そんな願いから、私は言葉の遅れを改善するために様々なことにチャレンジしました。

その結果、3歳になった時には普通に会話ができるようになり、言葉の遅れを改善しました!

この記事では、言葉の遅れが3歳までに改善した流れと、効果が大きかった取り組みをお伝えします!

こちらの記事はこのような方におすすめです⬇

このような方におすすめ

  • 子供に言葉の遅れがあり悩んでいる
  • 子供が言語発達遅滞と診断された
  • 言葉の遅れを3歳までに改善した方法を詳しく知りたい
  • 言語聴覚士による言葉の遅れのアドバイスを知りたい

言葉の遅れを3歳までに改善した方法

言葉の遅れ

早速、どのような方法で3歳までに言葉の遅れを改善したのかをお伝えしていきます!

具体的な取り組みとしては、訓練の実施や、言語聴覚士にアドバイスをもらい言葉の遅れを改善しました。

初めての言葉が出た!

1歳8ヶ月ハチの状態はまだ一言も言葉が出ておらず、安定のうなり声と、「アニョハニョホニョ~」みたいな感じのジャーゴンと言われる言葉にならない音を発していました。

1歳8ヶ月に実施した病院での言語発達の検査結果は「1歳前の言語発達レベル」でした。そしてあっさりと言語発達遅滞の診断が下りました。ショック…。

このままではいけないと思い、発達障害向けの言葉がけの本を買いその本に載っていることを家庭で実践してみました。

その本はこちらです⬇

その結果、その後2ヶ月で初めての言葉「ママ」がでました!

この時の衝撃は今でもしっかり覚えています!初めて「ママ」と言ってからしばらくは何を見ても「ママ」と言っていましたが、だんだん話せる単語が増えるにつれて治りました。

言語聴覚士による言葉の遅れの訓練をスタート

ハチが2歳0ヶ月の時に県立の病院で言語聴覚士さんによる言語訓練をスタートします。

言葉の遅れを改善するための訓練を月1回のペースで受け、その後1年間訓練を続けました。

療育園に通い出して言葉が増える

その後2歳3ヶ月から毎日通園できる療育園に通い始めます(4歳の現在も在園中)。この時のハチが話せる単語は「ママ」「ボール」「ブーブ」の3つのみでしたが、療育園に通い出して数日で「2」「5」「バイバイ」「先生」等どんどん話せる単語が増えていきました!

療育園に通い始めて1か月半(ハチ2歳4ヶ月)で何と二語文が話せるようになりました!「ママ来て」「ボール、どうぞ」といった感じです。今まで頭に溜め込んでいたけれど話せなかった言葉が療育を受けて溢れ出したように見えました。自閉症の子は話し出すと早いというのは本当でした!

しかし単語は増えても、話せる単語数が少ないため「アニョハニョホニョ~」と一日のほとんどジャーゴンを発していました。ハチ自身はジャーゴンで会話をしているつもりだったのかもしれません。その時のハチは自閉症の特性から「言葉が話すためのツール」だと言うことを理解していないように感じました。

3歳前には爆発的に話せる言葉が増え三語文を話し始めました!ですが、質問の答えはオウム返しばかり!電話ではオウム返しを利用して、私が小声で横でささやいていた為、私は「ささやき女将」と周囲に呼ばれるほどでした。笑

3歳になった時には心配していたオウム返しやジャーゴンも消え、スムーズに話すようになりました!

4歳の現在では言葉の遅れ(言語発達遅滞)があったのが信じられないほどスラスラと話しています。

家庭でも取り組める、言葉の遅れを3歳までに改善した訓練法

続いて言葉の遅れを改善する訓練でよかった取り組みをご紹介します!

「言語聴覚士さん」から教えてもらった訓練法です。

その訓練方法は「子供に親の動きのマネをさせる」です!

やり方はとっても簡単で、

言葉を引き出す訓練法

①親と子供が向かい合って座り、親の動きをマネさせる

※マネをする動きは、「鼻を触る」「ほっぺたを触る」「頭に手を乗せる」など、子供が簡単にマネをできるものにして下さい。

②子供がマネをしたら褒める

※褒めるときには、言葉で褒めるだけではなく、子供が喜ぶお菓子を一粒あげるなどご褒美があった方が効果的です。

とこんな感じです。この①、②を何度か繰り返します。(うちの場合はこれができるようになるまで、半年かかりました。)

③マネが上手になったら、「イー」「ブー」「マママ」など音マネをさせる。

「こんな簡単な方法でよいの?」と最初は不安でしたが、人の動きをマネすることは視線を合わせたり、会話をするときのように頭を使うためコミュニケーション能力を上げるのに最適だそうです。

ハチはこの訓練を始めるまでは視線を合わせるのも苦手でしたが、だんだん自然に視線も合うようになってきました。

そして話せる単語数も次第に増えていきました!

言葉の発音が気になる時は?言語聴覚士からのアドバイス

言語聴覚士さん

言葉の出始めの時期は、正しく発音をさせたり、正しい物の名前を言わせようとしない方がよい。声を出すことが楽しいと本人に思ってもらうことが大切!

とアドバイスを受けました。

ハチの言葉が出始めの頃、「ラ行が言いにくそうでカ行のように聞こえてしまう」ことを私が気にしていたときにもらったアドバイスでした。焦って発音を無理に直したりせず、楽しんで訓練を続けていくことによって、気になっていたラ行の発音も気が付けば治っていました。

「言葉が出ていない為、行動で示してきた時」は発語に繋げるチャンス!

また、子供に言葉の遅れがあり言葉が出ていない時は、子供が要求などを行動で示してくることもあると思います。

実はその時は「子供に言葉を身につけさせるチャンス」です!

子供が話す代わりに行動で示してきた時には・・・

ココがポイント

子供の動作や気持ちを、親が代弁し、子供に聞かせる

ことをおすすめします!

子供の動作や気持ちを、親が言葉にして子供に聞かせることで、「自分がどんな言葉の行動をしているのか」を子供の脳にインプットする作戦です!

この時のコツは、「~ね。」など余計な言葉は付けずに、子供の気持ちを子供の言うべき言葉で代弁することが大切です。

※こちらの方法は、冒頭で紹介した本に書かれていた内容の一部を参考に紹介させてもらいました。

言葉の遅れを追いつかせる為にも訓練を!

言葉が出るためには「意味の理解」「コミュニケーション」「発音」、この3つの要素が必要です。

言葉の遅れが追いつく為には、療育を受けたりして子供自身が成長することが大切だと思います。ハチの言葉が爆発的に増えたのも療育園に通い出してからでしたし、療育園に入ってきた子は最初に言葉が出ていなかった子もみんなどんどん話すようになっています!

また言葉の遅れに関しては、年齢が小さいほど改善に繋がりやすいです。もちろん6歳〜10歳で急に話し出したと言う話を聞くこともありますので、年齢が上がってから話すようなケースもあります。

ですが、「うちの子は言葉が遅れているだけ、いつか追いつく」という考えは少し危険だと思います!

療育は1年以上待たされることもありますし、早期療育の機会を逃してしまうかもしれません。療育を受け結果として発達障害でなかったとしても療育を受ける事は本人の成長に大きく繋がります。

⬇本文中で先ほどご紹介した本です。家庭でも簡単に取り組める療育法がたくさんのっています。「オウム返しを治す方法」もとても参考になりました!

 

⬇もう1冊おすすめの本です。

こちらの本には「無発語の状態でやりとりを発展させていく方法」、「オウム返しを会話に発展させる方法」、「獲得した語彙をコミュニケーションとして使う方法」について専門家2人の回答が載っています!言葉の遅れ以外の悩みについても108もの回答が載っていて、実践的でとても役立ちました!

最後まで読んで下さり本当にありがとうございます!

 

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