大人や健常児でも怖いと思う「注射」!
不安や恐怖を感じやすい自閉症の子に注射を打つのはなかなか大変な作業です・・・。
自閉症の息子ハチは、2歳まではそもそも注射をよく分かっていなかった為、注射を嫌がることなく打てていましたが、
3歳になってから本格的に注射を嫌がるようになりました!
そこで通っている療育園に相談したところ、とてもスムーズに注射を打つことができました。
こちらのページでは、療育園の先生から教わった「自閉症児にスムーズに注射を打つ方法」をお伝えします。
自閉症ではない子で注射を怖がる子にも、取り入れてもらえる内容となっています!
こちらのページは、このような方にオススメです⬇
このような方におすすめ
- 自閉症の子が注射を極端に怖がり困っている
- できるだけ子供にスムーズに注射を打ちたい
自閉症とは?という方に向けて、自閉症の息子の特徴を書いた記事もあります⬇
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注射が怖い自閉症の子にスムーズに注射を打つ方法
では早速、「注射が怖い自閉症の子に注射をスムーズに打つ為のポイント」をお伝えしていきます!
ポイントは大きく分けて3つあります⬇
ポイント
①注射を打っている最中は、10秒数えて注射の終わりの見通しを持たせる
②必ず、注射の後に頑張ったご褒美を設定する
(③絵カードやメモで視覚的な手順書を使用し、手順をはっきりさせる)
※ポイント③については、取り組んでもらったほうが効果的ですが、手順書の用意が難しい場合などはやらなくてもOKです。
とにかく親御さんの負担にならない程度に無理をされずに、取り組めそうなことだけでも取り入れてもらえれば、少しでも注射がスムーズになると思います!
ポイント①「10秒数える」とポイント②「注射の後にご褒美を設定する」は、簡単に取り組めて効果が大きいためオススメです!
続いて、お伝えした3つのポイントについて詳しく説明していきます!
ポイント①注射を打っている間は、10秒数えて見通しを
病院の先生にここだけ協力をしてもらって、10数えながら、10数えている間に注射を打ち終えてもらいます。
10はゆっくり数えても良いので、必ず10数える間に注射を終えてもらうようにお願いして下さい。
10数えることの意味は、「10数えることによって嫌なことを10秒だけ我慢すればいい」という嫌なことの終わりの見通しをもつことに繋がります。
嫌なことの終わりがはっきりしていれば、注射も我慢しやすいです。
ポイント②注射の後にご褒美をあげる
注射の後にご褒美があると分かっていると、怖い注射も頑張って乗り越えることができます!
注射の後の頑張ったご褒美はできるだけ本人に選ばせると、より注射を頑張れます。
ポイント③視覚的な手順書を使用し、注射の見通しをもたせる
自閉症の子は耳から入る情報よりも視覚的な情報の方が伝わりやすいため、
可能であれば絵カードの手順書を使って、注射の見通しをもたせます。
(絵カードの準備が難しい場合で、字が読める場合は文字で手順を書いてもOKです!)
本当なら、手順書をみなさんにダウンロードしていただけるようにできたらいいなと思っているのですが、私のPCスキルが低く実施できておらず申し訳ないです・・・。
いずれはできたらと、思っています!!
自閉症のハチには以下の手順書を使用しています
絵カードの手順の内容
絵カードの手順内容
まちます
⬇
しんさつ
⬇
ちゅうしゃ
⬇
まちます
⬇
(家で)ごほうび
一つの行程が終わると、下のポケットに絵カードを入れていきます。
(メモで手順書を書く場合は、行程が終わったら横線で消して下さい。)
視覚的に注射の流れが分かる為、子供が見通しをもて落ち着いて注射を受けることに繋がります。
実際に息子に使用し、驚くほど注射がスムーズでした!
注射を頑張ったご褒美については、より子供が想像しやすいように以下のパターンを用意しました⬇
- 家でご褒美
- 車でご褒美
- 車でシュークリーム
どこでご褒美がもらえるのか、場所が分かった方が子供はよりイメージしやすいです。
注射に行くことは事前に伝えよう
手順書を使う場合は、注射に行くことを本人に事前に伝えておいた方がスムーズです。
以前、「注射に行くことを事前に伝えたら嫌がって病院にいけなくなるのでは?」と私の勝手な判断で、急に注射を打たせたことがありますが、完全な失敗でした。
その時息子は、風邪などで病院に行き注射をしない時でも「今日も急に注射をされるかもしれない」と思ってしまい、通常の病院に行くことすらも困難になってしまいました。
手順書などで見通しが持てていて、ご褒美があると分かっていれば注射を乗り切れる可能性が高いため、事前に注射に行くことを告知しておきましょう!
最後までお読みいただきありがとうございます。
少しでもお役に立てれば幸いです!
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